前回の上位作品


平成29年開催 第21回総合写真展 衆議院議長賞 受賞作品について

第21回総合写真展で「衆議院議長賞」を受賞した作品について、このたび多くの方々から、ご意見を頂戴いたしました。作品は、鳥の群れが湖面から一斉に飛び立つ様子を撮影したものですが、賞の決定後、作者ご本人様からお寄せいただいたコメントによりますと、それは夜明け前に湖面で休んでいた鳥たちに音と光で刺激を与え、意図的に飛び立たせたというものでした。

この行為そのものは、ご指摘の通り、動物(野鳥)愛護の観点からも、撮影マナーの観点からも決して褒められるべきものではありませんが、当事務局といたしましては、この行為が「虐待」にあたるとまでは認識しておらず、行き過ぎはあったものの、表現者としての創作行為の範疇と判断して、作品とともにコメント文のほぼ全文を掲載させていただきました。しかしながら、このたびたくさんの方からご指摘をいただき、多くの方々がその撮影行為にご不快の念をいだいておられることを知るとともに、これを見た方が、同様の手法で撮影行為を行うことを助長する恐れもあることから、今後、本作品とご本人様のコメント文を本ページ上で公開することを、差し控えさせていただくことにいたしました。今後は、撮影時のモラルとマナーにも、より一層重きをおきながら、慎重かつ公正な立場で作品選出にあたっていく所存でおります。

また、動物等に故意に負荷を与える行為に対しましても、これまで以上に厳しい目を持ち、撮影段階でそれが明らかな作品に関しましては、審査の対象から外すなどの厳格な態度で臨んでまいります。

本件により、ご不快の念をお与えしてしまった方々に対しましては、主催者として配慮が至らなかったことを深く反省し、あらためまして心よりお詫び申し上げます。

(公財)国際文化カレッジ 写真展事務局


第21回展の上位作品


内閣総理大臣賞

「バブルリング」

下條 良菜 さん(福岡県)

ご受賞者の声


このたびは、内閣総理大臣賞にお選びいただき、まことにありがとうございます。動物が好きな私は毎週のように動物園や水族館に写真を撮りに行っています。写真を撮る時は大きく重い望遠レンズをよく使いますが、一生懸命がんばって撮っています。今回の写真は千葉県の鴨川シーワールドで撮影した白イルカです。タイミングよくバブルリングを出した瞬間を写すことができました。これからもいろいろな動物の写真を撮り続けたいと思います。


文部科学大臣賞

「来て良かったね~。」

湯浅 与志 さん(千葉県)

ご受賞者の声


写真を始めておよそ4年。初めての写真展への応募でこんなに大きな賞をいただき感激しています。途中大きな病気をして半年ほどカメラを持てないこともありましたが、「撮りたい」という気持ちが闘病への大きな力になってくれました。夕焼け、光り輝くシーキャンドル、立ち止まってくれた二人…すべてのシチュエーションがカメラの神様の粋なはからいのように思えます。タイトルにした彼女たちのつぶやきは私のつぶやきでもありました。今回の受賞を励みにまたゆっくりとカメラライフを楽しんでいきたいと思います。


参議院議長賞

「神秘なる渓谷」

山田 喜藏 さん(岐阜県)

ご受賞者の声


いつもの渓谷へ撮影に出掛けたとき、突然目に飛び込んだ情景が変化しているのに驚かされた。それは「青い渓谷」。渓谷には、水の流れが演出する変化と彩り。清流には、透き通った水の美しさが時も忘れる。自身は岐阜にいながら、「清流の国岐阜」のまだまだ知らない美しい清流、表現できないような渓谷美、静寂の中で水の流れる音色に浸りながら、これからも臨場感を伝えることを念頭に、追い求めます。“自然界の未知情景・色彩が潜んでいる”


東京都知事賞

「緋影」

西川 裕希 さん(兵庫県)

ご受賞者の声


このたびは、素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。写真を撮り始めて4年となり、どこか写真展に出展したくて今回応募しました。芸術の殿堂、東京都美術館に展示できればいいと入選することだけを狙っていましたので、結果を知った時は、とても嬉しく思いました。私の周りの人も、私と写真への理解が深まり、楽しい写真生活になりました。写真を始め、総合写真展に出会ったことで私の人生に新たな道が生まれました。今後も写真を撮り続け、写真と共にある人生でありたいと思います。

東京都議会議長賞

「バリの視線」

鈴木 弘さん (神奈川県)

ご受賞者の声


「バリの視線」は、傘寿を迎えた私にとって、気になる、いつかは人に見ていただきたい作品でした。やっと応募できると思えるようになり、「なんてったってこれが一番」などと言いながら送り出しました。たいそうな評価をいただき嬉しいです。バリは初めて訪れた国でしたので、歴史を頭に入れ、のんびり歩きながらも人の行動の変化は常に予測し、カメラは瞬時に使えるよう心がけました。この作品は見る方の年齢、職業、お人柄、目の付け所で受ける感じが全然違ってくるようです。手を離れた作品への説明は不要、感じ方は各人自由で良いと私にわからせてくれたのも総合写真展でした。この展覧会は、広く門戸を開放しておられるので、大波小波を受け続ける主婦でも、いつか参加の希望を持つことができます。そのために、たとえ何度か引っ越しをしたとしても、原板だけは大切に保管しておいてください。

大 賞

「蒸気に包まれて」

坂口 恒一 さん(京都府)

大 賞

「やきいも」

吉田 任さん (大阪府)